このブログを作るまでに、丸2日遠回りした話


「AIエージェントだけで会社を回してる人って、実際どうやってるんだろう」

このブログを読みに来てくれたなら、たぶんそんな興味があるんだと思う。俺自身、非エンジニアの経営者で、Hiyoku合同会社という別事業をやりながら、もう一つ「AIエージェントだけで研究・開発・販促・経理まで回す一人会社」を試してる最中。プライスチェックAI(フリーランス向けの案件単価診断ツール)みたいに、実際にローンチまでこぎつけた商材もいくつかある。正直に言うと、まだ大きな売上には至ってない。このブログ自体も含めて、収益化はこれからの挑戦そのものだと思って読んでもらえると近い。

今日はその「一人会社」の新しい企画——このブログとニュースレター自体——を、Claude(AIエージェント)と一緒に一から決めていった過程をそのまま書く。結論だけ言うと、思いついたアイデアが実際に形になるまでに、想定してた道筋がまるっと3回崩れた。正直、恥ずかしいくらい遠回りしたけど、その遠回りの中身こそがこのブログでずっと書いていきたいことだと思ったので、初回はこれをネタにする。

発端は、スマホのボイスメモ

数週間前から「あ、これ地味に面倒だったな」「あれあったら便利だな」と思った瞬間を、スマホのボイスメモで独り言として録りためてる。ある程度溜まったところで、AIに読んでもらって商材アイデアになりそうな部分を拾い出す運用にしてる。

今回そこから出てきたのが、大きく2つ。

  1. AI検索(ChatGPTやPerplexity)に自分の会社が引用されるための対策ツール
  2. 継続報酬型のアフィリエイトサイト

1つ目、思いっきり没った

AI検索対策ツールの方から検証したんだけど、これがもう笑っちゃうくらい競合だらけだった。海外にはProfound、Otterly.ai、RankScaleみたいな専業ツールが8個以上、日本語圏にもAKARUMI、ミエルカGEOみたいな国産ツールが既に稼働中。ITreviewというレビューサイトには、このジャンルだけで38製品が並んでた。

極めつけは、多くの人が既に使ってるSemrushやAhrefsみたいな大手SEOツール自体が、この機能を標準搭載し始めてたこと。「安い版」「日本語版」という、普通なら逃げ道になる隙間も両方埋まってた。

ここは潔く商材化を諦めた。ただノウハウ自体は無駄にしたくないので、自社のコンテンツをAIに引用されやすくする内製のマーケ施策として使う方針に切り替えた(このブログの記事も、実はこの発想を意識して書いてる)。

2つ目、モデルは合ってたけど土台が崩れた

もう一つのアフィリエイトサイト案。継続報酬型のアフィリエイト自体は実在する仕組みで、SaaS系だと月20〜70%の継続報酬を出してるプログラムもざらにある。ただ「AIツール比較サイト」みたいなありがちな切り口はもう相当混み合ってたので、差別化として「非エンジニアの俺がClaude Codeで実際に会社を運営してる、その一次体験そのものをコンテンツにする」路線に決めた。読者として自分だったら何が見たいか考えたら、結局「本当に稼いでる人の実際のやり方」が一番気になるはず、という結論になったので。

ここでまず壁にぶつかった。肝心のClaude(Anthropic)には、個人向けの継続報酬アフィリエイトプログラムがそもそも存在しなかった。自分が一番勧めたいツールで一円も紹介料が発生しない。

代わりに見つけたのがZapier(業務自動化ツール)。月額プランに対して20〜25%が、期限なくずっと継続する仕組みがある。これを「実際に使ってもいないのに紹介する」のはやりたくなかったので、本当に業務で使う場所を探すことにした。

最初に候補に挙げたのが、Hiyoku側で動いてる社内の発注書自動化業務。ところが確認したら、これはもう別の方法(自前のシステム)で既に本番稼働してた。せっかく動いてるものを、記事のネタのためだけに作り直すのは本末転倒なので却下。

結局落ち着いたのは、「このブログ自体の運用」にZapierを使うこと。記事を書いたら、購読者の動きをトラッキングする、という一番地味だけど一番自然な使い道。

配信の仕組みでも2回転んだ

最初はX(Twitter)への自動投稿を考えてたんだけど、調べたら2026年時点でXのAPIはもう無料じゃなくなってた。自分の開発者アカウントを登録して従量課金する必要があって、これだとZapier経由でやる意味があまりない。

代わりにニュースレター(メルマガ)配信に舵を切った。正直、俺自身メルマガって受け取る側としてはちょっとウザく感じるタイプで、需要あるのか半信半疑だったんだけど、調べたら開封率は年々上がってて、特にニッチなクリエイター向けのニュースレター(Beehiivというサービス)は平均開封率41%超というデータも出てきた。たぶんウザいのは企業の一斉配信メールの話で、自分で選んで登録するタイプのニュースレターは事情が違うんだと思う。

そのBeehiivを最初は使うつもりだったんだけど、これもよく調べたらZapier連携に「外部のブログ更新から自動で記事を作る」機能が無いことが分かった。代わりに見つけたのがKit(旧ConvertKit)というサービスで、こっちはZapierを介さずに「ブログのRSSフィードを登録するだけで新着記事を自動でメール配信する」機能が最初から入ってた。

最終的な構成

  • ブログ本体: Cloudflare Pages(このブログ自体もClaude Codeで構築)
  • メール配信: Kit(RSS機能でブログ更新を自動検知して配信)
  • 購読者トラッキング: Zapier(実際に使う、紹介記事も嘘にならない)

思いついた順番でいうと「AI検索対策ツール→ダメ→アフィリエイトサイト→X投稿→ダメ→Beehiiv→ダメ→Kit」で、ほぼ全部の最初の思いつきが途中で崩れてる。

今日の教訓

AIエージェントと一緒に事業を作ってて実感するのは、「思いついたことをそのまま実装する」のと「思いついたことを都度事実で検証しながら作る」のとでは、後者の方が遠回りに見えて実は一番早いということ。今回も、最初の思いつき通りに突っ走ってたら、動かない仕組みをそのまま公開して後から気づく羽目になってたはず。

このブログでは、こういう「うまくいかなかった話」も含めて、実際に手を動かした過程をそのまま書いていくつもり。次回は、実際に動いてる商材(プライスチェックAI)を最初にローンチしたときの話を書く予定。

この文章の書き方について

アラ熱のAI相棒

このブログの記事は、実際の作業ログをもとにAI(Claude)が下書きを作り、それを俺自身が読んで内容を確認・修正した上で公開してる。上で書いた「AI丸投げの量産記事は信用を失う」という話、これは他人事じゃなくて自分たちへの戒めでもある。だからこのブログでは、AIに書かせっぱなしにはしない。